2018年12月から始めたトラリピでの運用も、丸2年が経過しました。
この2年の間に、アップルショックやコロナショックも経験しドキドキしながらも乗り越え
それでも2年運用を続けると、見えてきたものがありますので、
2020年12月の運用実績と共に、2年運用した所感と今後を記します。
- トラリピを丸2年運用したリアルな運用成績に興味がある方
- カナダ円、豪ドル円の成績を知りたい方
- トラリピは資産運用になり得るか?を知りたい方
運用24ヶ月(2年)の実績
運用資金60万円、3通貨ペアで始めたトラリピの24ヶ月経過後の実績。
2019年12月にNZD/USDは運用を停止した為、現在は2通貨ペアでの運用です。
集計は末日を含む週の週末に行います。今回の締日は1月2日(土)です。
通貨ペアごとの一覧
私が運用中のトラリピ、これまでの実績一覧です。
下記の表で1番下の黄色く囲った部分のとおり、丸々年運用した結果は
投資元本860,000円に対し口座残高は1,086,760円で終わることが出来ました。
トラリピは長期を前提に運用していますが、常に
「今、保有中のポジションを全て決済しトラリピの運用を停止した場合はいくら手元に残るか。」
という点を意識しています。そのため、
保有ポジションの評価損益を反映した時価残高=口座残高
を意識して運用報告をしています。

グラフで確認

運用を開始して1年半経過した2020年6月から、安定して口座残高が元本を超えるようになりました。
それまでも、基本的に月に1回の運用報告のブログを書く以外はほったらかし状態でしたが
元本超えをしてから本日までの半年間は、決済通知のメールは目にするものの、
アプリでの口座残高チェックもほとんどしない位の完全放置状態になりました。
【図表の見方】
- 棒グラフ・・・各通貨ペアごとの確定利益(スワップ含む)です。金額は左側の縦軸・確定利益を参照。
- 水色の塗りつぶし・・・投資元本です。60万円で運用開始。2019年1月~3月までは1ヶ月2万円→4月以降は1ヶ月4万円ずつ資金を追加しているため、ゆるやかに右肩上がりです。金額は右側の縦軸・口座残高を参照。
- 青の実線・・・投資元本から保有ポジションの評価損益を反映した時価残高です。今、保有中のポジションを全て決済しトラリピの運用を停止した場合に戻ってくる金額です。金額は右側の縦軸・口座残高を参照。
- 赤の実線・・・保有ポジションの評価損益の合計です。金額は右側の縦軸・口座残高を参照。
青の実線が、水色の塗りつぶしを超えていれば口座残高がプラス(元本超え)。
青の実線が、水色の塗りつぶしにかかっていれば、口座残高はマイナス(元本割れ)。
ということになります。
トラリピを始めとした、リピート系の自動売買は
- まずポジションを取って含み損を抱える
- 相場が反転して決済する(利益を確定する)
- 1→2を繰り返す
という動きをする為、まずはポジションを沢山とり
抱えたポジションの決済を繰り返して口座残高を増やしていく仕組みです。
含み損は未来の利益へ変わる、黄金の卵です!
運用中のトラリピ設定
それぞれ運用資金30万円でトラリピの設定を公開して始めた企画に参加しました。
それぞれトラリピの設定と、現在の状況を確認します。
【設定1】CAD/JPY
あっきんさんの設定で2018年12月20日、元本30万円で運用開始。
2020年1月20日に下記の新しい設定で仕切り直しました。
毎月追加していたトッピングリピートは新しい設定にしてから追加していません。
基本トラリピ | トッピングリピート | |
トラップ幅 | 74.96円~85.87円 | 82円~85.87円 |
注文金額 | 0.1万円 | 0.1万円 |
ポジション | 買い | 買い |
注文本数 | 33本 | 6本 |
利益 | 500円 | 500円 |
決済トレール | 無し | 無し |
チャートで確認
CAD/JPYのレートはこのブログを書いている1月5日(火)現在、80.70円付近です。
基本トラリピの設定が74.96円~85.87円なので、設定の範囲内にいます。
(ピンクの色掛けがトラリピ設定の範囲です。)

11月末が81.30円だったので、少し円高で終えたので新たにポジションも保有しました。
【設定2】AUD/JPY
鈴さんの設定で2018年12月24日、【設定3】NZD/USDとの合計元本30万円で運用開始。
設定を表にまとめます。
2018/12/24運用開始時 | 2019/01/07追加 | |||
買い注文 | 売り注文 | 買い注文 | 売り注文 | |
トラップ幅 | 75.40円~85.00円 | 85.40円~95.00円 | 70.20円~75.00円 | 95.40円~100.20円 |
注文金額 | 0.1万円 | 0.1万円 | 0.1万円 | 0.1万円 |
注文本数 | 25本 | 25本 | 13本 | 13本 |
利益 | 800円/回 | 600円/回 | 800円/回 | 600円/回 |
決済トレール | 有り | 有り | 有り | 有り |
元本は30万円。
鈴さんの設定は、トラリピのハーフ&ハーフの特徴を利用して
同一通貨ペアで「売り」「買い」ともに設定をする両建てです。
相場が下振れした2019年1月7日に設定を追加し、その後変更ありません。
鈴さんは2019年12月でこちらの運用を終了しています
チャートで確認
2020年3月にコロナショックで大きく設定範囲から外れ、
5月末にピンクの色掛け部分のトラリピ設定範囲内に戻ってきてからは
レンジ内に留まっています。
AUD/JPYのレートはこのブログを書いている1月5日(火)現在、79.30円付近です。

10月末の時点で77.20円だったから、2円以上円安が進んでいます。
スワップの逆転(プラスがマイナスに!)
ほったらかし過ぎてあまり気に留めていなかったのですが、
AUD/JPYもCAD/JPYもプラスの買いスワップがマイナスになっています。
スワップは各国の金利差で変動するらしいので、金額が変わることは仕方ないにしても
結構大きいですね・・・。他社さん数社のスワップを確認しましたが、
AUD/JPYもCAD/JPYも買いスワップがプラス、売りスワップがマイナスです。


トラリピを丸々2年運用してみて

トラリピは資産運用になるか?
FXというと、「ハイリスク&ハイリターン」「危険」というイメージが付きまといます。
トレードで「勝った、負けた」と言うように勝負になっているところからも、
コツコツとお金に働いてもらう資産運用とはかけ離れているかな。と思います。
私自身、これまでには2018年8月のトルコリラショックやシステムトレードによるロスカットで多額の資金を失いました。
危険と言われるのも良く分かります。一方トラリピは、その仕組み上、
運用開始後に含み損を抱えて投資元本を下回る傾向が高いけれど、
ポイントを抑えて安全運転を心がければ、十分な資産運用になり得ると思います。
今日で、トラリピを初めて丸2年。
元本86万円が、➕21.6万円と25%増しとなりました😋
(相場の急変保険で100万は予備入金)運用停止した通貨ペアもあるものの、特にこの1年は月イチの集計以外は完全放置。
FXはリスキーと言われるけど、これはもう資産運用と言って良いよね😊#トラリピで資産運用 pic.twitter.com/imcbywKHlK
— メダカ@ミドルエイジの資産運用 (@MemoMedaka) December 20, 2020
トラリピで資産運用3つのポイント
私が実感したトラリピで資産運用するための3つのポイントです。
- 長期で運用
- ショック相場でもロスカットさせない
- 適切な通貨ペア
①長期で運用
先のグラフをもう1度確認します。
時価残高が安定して元本を超えたのは運用開始後1年6ヶ月経過した2020年6月からです。



②ショック相場でもロスカットさせない

こちらも先と同じチャートでの確認ですが、AUD/JPYが想定レンジから外れたのが
コロナショックの2020年2月末~5月中旬の3ヶ月弱の期間です。
2020年6月にはレンジ内に戻っています。

ショック相場でもロスカットされず耐えることが出来れば、その波が引いた後には利益が積み上がっている。ということを実感出来ました。
③適切な通貨ペア
トラリピに適しているのはレンジ相場です。
こちらは、別の自動売買で運用していたトルコリラの週足チャートです。
運用開始したあたりではレンジ相場になるか・・と思いきや更なる右肩下がり。

日足チャートで見ても鮮やかな右肩下がり。

これでは、資産運用にはなり得ません。運用失敗で撤退しました。
レンジ相場の有用性については下記の記事をどうぞ♪

これまでの運用実績
これまでの運用実績は、下記の記事をご覧ください👇

まとめ
定例の2020年12月の運用実績と併せて、2年間実際に運用してみた実感をまとめました。
- 長期で運用
- ショック相場でもロスカットさせない
- 適切な通貨ペア
トラリピの運用を始めるなら、必ずリスクも理解してから始めましょう♪
トラリピを始める為の口座開設はマネースクエアの公式HPからどうぞ!
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