分散投資の運用先として、ソーシャルレンディングのひとつである
ファンズ株式会社が運営するFunds(ファンズ)でコツコツと運用をしています。
毎月開催されている『Fundsセミナー(仕組み徹底解説編)』でお話を聞いてきました。
(私はセミナー会場で参加しましたが、現在はオンラインで開催されています。)
若く、勢いのあるベンチャー企業で藤田社長自ら登壇されたセミナーでした。
このファンズは、2019年6月に開催された下記のイベントの主宰者様で
このイベントがきっかけでFunds(ファンズ)を知ることとなりました。
人気イベントでしたので、よろしければ当日のイベントレポもどうぞ。
- ソーシャルレンディングって何?という方
- 普通預金や定期預金に代わる、資産の分散先を探している方
- 当面使う予定のない余裕資金がある方
Funds(ファンズ)の特徴
Funds(ファンズ)のサービス内容について見ていきます。
コンセプト
セミナーでお話を伺った中で印象的だったのは、そのコンセプト。
Funds(ファンズ)の目指すGOALです。
誰もが当たり前に利用する国民的な資産運用サービス
初心者でもハードルが低く、利用しやすいと感じるいいコンセプトですね!
ソーシャルレンディングとは?
お金を借りたい企業と、投資としてお金を貸したい個人のお金の貸し借りを
主にインターネット上で行うサービスのこと
Funds(ファンズ)も、ソーシャルレンディングのひとつということです。
私たちのような一個人の投資家が、
企業にお金を貸し付けるためのマーケットをオンラインで提供しているのです。
特徴1:ファンド組成企業の選び方
Funds(ファンズ)が、ファンド組成企業(Funds上で募集が行われるファンドを
提供する会社)を選ぶ基準は、まずは大きく下記の3点。
3点すべてが条件ではなく、どれか1つに該当すれば最初の基準はクリアします。
- 上場企業であること
- 監査法人の監査を受けていること
- VC(ベンチャーキャピタル)からの出資を受けていること
いずれも、「既に他で一定の基準や審査をクリアしている」ということが
判断材料になっているようです。
条件は3つありますが、現在はほとんどが上場企業の案件になっているとのこと。
上場企業ということで、一定の信用リスクは取れています。
その後、funds(ファンズ)内のプロフェッショナル達により詳細な選定をする。
というステップです。
Funds(ファンズ)のHPで確認出来ますが、公認会計士2名・弁護士2名、
銀行出身者が多く、元財務事務次官を顧問・アドバイザーに迎えています。
このプロフェッショナル集団によって選定されたファンド組成企業なので
自分達で企業分析などが難しい私たち投資家にとっては安心感がありますね!
特徴2:借り手はグループ会社であること
また大きな特徴として、ファンドの借り手は
そのファンド組成企業のグループ会社(上場企業or子会社)に限定していることです。
この点でも、ファンド組成企業と借り手企業は一蓮托生の関係なので、
一定の信用リスクは取れています。
特徴3:ミドルリスク・ミドルリターン
Funds(ファンズ)が提供するファンドの利回りは1.5%~6%、平均3%ほどで
ミドルリスク・ミドルリターンの商品と言えそうです。
現在、実際に私が運用しているファンドは平均2%の利回りです。
3%を超える利回りのものはほとんど見たことがありません。
その分、利回りにプラスαした優待付きファンドが増えています。
他の一般的なソーシャルレンディングでは、
だいたい6%~12%とハイリスクハイリターンになっています。
そもそもソーシャルレンディングは、借り手の多くは
銀行で融資を受けることが難しい中小企業等が対象なため、リスクが高めになるのです。
Funds(ファンズ)では、先ほども説明したとおりファンド組成会社の基準を設けおり
特に上場企業案件が多いことから、
一般的なソーシャルレンディングに比べリスクが低くなっています。
特徴4:借り手にとってのメリット
銀行からの資金調達も可能である上場企業が
Funds(ファンズ)で資金調達をする理由はどこにあるのでしょうか?
主な理由は次の4点です。
- 調達の速さ
- 柔軟性(使途の制限が無い。金融機関の場合は資金の使い道が限定される。)
- 手間が少ない
- ファン作り、将来の顧客獲得
Funds(ファンズ)のメリット・デメリット

サービスの特徴が分かったので、メリットとデメリットを確認します。
メリット3点
①1円から出資出来る
驚くことに、1円から1円単位で運用可能!
1円未満の分配金は切り捨てなので、投資としてはあまり現実的ではないけれども
ググっとハードルが下がります。
②相場に左右されない
株や為替のように「相場」に左右されない。
運用前に予定利回りが分かっているため、
デフォルト(債務不履行)発生時以外は安定して金利が得られます。
そして、相場の読めない資産運用初心者にもおススメの商品です!
③事業の成否は関係なく償還される
Funds(ファンズ)で取り扱うファンドは、リコースローンと呼ばれるもの。
リコースローンとは、、
借り手の事業の成否にかかわらず、借り手の全財産が借入金の返済原資となります。この種類の借入れをリコースローンと呼びます。
したがって、借り手が借入金を用いて行う事業で想定したリターンを得られない場合でも、借り手企業が返済不能にならない限り、投資家の利回りは確保されます。
その事業が失敗しても、満額返済する必要がある=投資家は損をしないということです。
つまり、私たち投資家サイドからすると
Funds(ファンズ)によるファンド組成企業の選定が最も重要と感じます。
デメリット5点
①元本割れリスク
借り手・ファンド組成企業が倒産した場合、元本割れのリスクがあります。

②取扱者Funds(ファンズ)が倒産した場合
私たち投資家が出資した資金がFunds(ファンズ)の口座にあるのは10日程度。
その間に倒産した場合、他の債権者と併せて分配されるため元本割れのリスクがあります。
(出資金がファンド組成企業に渡った後にFunds(ファンズ)が倒産した場合は、
ファンド組成企業から直接私たち投資家に出資金、分配金が配られる。)
③中途解約不可
運用期間中の中途解約が出来ないため、資金がロックされます。
余裕資金で運用することが大切ですね。
④早期償還
予定していた運用期間よりも早く償還されることがあります。
この場合、償還された時点で利息は終了するので受取額が少なくなります。
⑤運用期間の延長
これはレアケース的だとは思いますが、予定の運用期間が延長されることがあるそうです。
1年の予定が2年になったり3年になったりすると、
その間、資金はロックされることになりますから、利息は貰えるとはいえ嫌ですね。
運用期間の延長についてはファンド組成企業が決定し、
Funds(ファンズ)は関われないので、私たち投資家は「待つしかない」とのことでした。
デメリットを羅列したので怖い、と感じるかもしれませんが
可能性としてこのようなリスクがある。というだけで、発生する可能性は低いと思います。
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実際に運用したリアルな気付き

入金は申込完了してからでOK
Funds(ファンズ)の口座への入金は、申込が完了し実際に運用することが確定してからでOKです。
申込のハードル
Funds(ファンズ)のファンドは、特に利回りの高い人気のファンドについては、
申込受付後すぐに満額成立し、「投資したいのに人気すぎて投資出来ない!」という、
先着順受付のいわゆる「クリック合戦」が繰り広げられることが多いです。
この点が私にはハードルが高かったのですが、
一部ファンドにて「抽選方式」も採用され、何度か当選をしました。
Fundsの抽選、3回連続くらいで当選してる😁
今、自分のファンドの平均利回り2.0%だから、これを下回る利回りのファンドは投資しないと決め、更に先着順は取れなかった時に時間の無駄になるので抽選のみに参加。
と決めてから、心を読まれたように当選してるわ😁 pic.twitter.com/b7IgpnvUJE
— メダカ@ミドルエイジの資産運用 (@MemoMedaka) February 9, 2021
資金の拘束期間は運用期間プラス1ヶ月
運用資金の拘束期間は、ファンドの運用期間にプラス1ヶ月と思っておきましょう!
申込時に資金の入金の必要はありませんが、
無事に申込が完了し運用可能になったら指定された期間内に入金が必要です。
Kudan Deeo Techファンド♯1の場合で確認します。
運用期間:2019年11月1日~2020年9月30日の11ヶ月
入金期限:~2019年10月24日
返金予定:2020年10月23日
入金期限から、最後の分配金と併せて元本が返金されるまで
運用期間11ヶ月+1ヶ月、ちょうど丸1年です。
まとめ
こんな方に向いている資産運用です
- 相場が読めない
- 当面使う予定のない資金がある
- 普通預金や定期預金の利息より少し有利な利息を得たい
2019年から、現金比率を高めるために投資資金を引き揚げているので
リスクを限定した暴落相場にも左右されない資産運用を求めていた私にとっては
ぴったりの資産運用だと感じました。
運用を開始したら何もすることはなく、分配金の入金と運用期間満了を待つしかないので
初心者の方でも、銀行などほとんど利息の付かない金融機関に預けている
資金の一部を振り向けるにはちょうど良い商品です。
実際の運用で得た利益の明細を下記の記事で公開しています♪
受取利息の明細公開!-1-320x180.png)
口座をお持ちでない方は、Funds(ファンズ)の公式HPから口座開設が簡単です。