2018年12月に運用を開始したトラリピ、10ヶ月目の運用実績を報告します。
- トラリピ始めたいけど、今は相場が良くないの?と考えている方
- 初心者のトラリピ運用の結果を知りたい!という方
- トラリピで含み損を抱えるのが心配な方
運用10ヶ月の実績
運用資金60万円、3通貨ペアで始めたトラリピの10ヶ月経過後の実績です。
集計は末日を含む週の週末に行います。今回の締日は11/2(土)です。
通貨ペアごとの一覧
私が運用中の3通貨ペアのこれまでの実績一覧です。
グラフで確認


【図表の見方】
- 棒グラフ・・・各通貨ペアごとの確定利益(スワップ含む)です。金額は左側の縦軸・確定利益を参照。
- 水色の塗りつぶし・・・投資元本です。60万円で運用開始。2019年1月~3月までは1ヶ月2万円→4月以降は1ヶ月4万円ずつ資金を追加しているため、ゆるやかに右肩上がりです。金額は右側の縦軸・口座残高を参照。
- 青の実線・・・投資元本から保有ポジションの評価損益を反映した時価残高です。今、保有中のポジションを全て決済しトラリピの運用を停止した場合に戻ってくる金額です。金額は右側の縦軸・口座残高を参照。
- 赤の実線・・・保有ポジションの評価損益の合計です。金額は右側の縦軸・口座残高を参照。
青の実線が、水色の塗りつぶしを超えていれば口座残高がプラス(元本超え)。
青の実線が、水色の塗りつぶしにかかっていれば、口座残高はマイナス(元本割れ)。
ということになります。
今月は決済が多く、水色の塗りつぶしと青の実線がほぼ同じ値で終了している為、
口座残高がほぼ元本と同じ水準まで回復してきました。あと一息で元本超えです。
下記の表のとおり、2019年10月の確定利益合計額16,987円は、
確定利益もフラッシュクラッシュのあった2019年1月の18,545円に次いで
2番目に多かったことが分かります。

7月末から含み損が増加傾向にあるため、予備資金として
8月2日に30万円・8月7日に70万円の合計100万円を追加入金しました。
上記の図表には、予備資金100万円は含まれていません。
抱えていた含み損も、相場が反転するとグッと減りますね。
先に含み損を抱えることが多くなるのは、トラリピの仕組み上のものと理解していますが、
運用開始して10ヶ月経ったので、そろそろ元本を超えたところで
利益の積み上げを繰り返してほしいです。
とはいえ、最初に含み損を抱えるのはリピート系自動売買の仕組みなので
想定レンジ内にいる限りは問題無いと考えています。
トラリピを始めとした、リピート系の自動売買は
- まずポジションを取って含み損を抱える
- 相場が反転して決済する(利益を確定する)
- 1→2を繰り返す
という動きをする為、まずはポジションを沢山とり
抱えたポジションの決済を繰り返して口座残高を増やしていく仕組みです。
含み損は未来の利益へ変わる、黄金の卵です!
運用中のトラリピ設定
それぞれ運用資金30万円でトラリピの設定を公開して始めた企画に参加しました。
それぞれトラリピの設定と、現在の状況を確認します。
【設定1】CAD/JPY
あっきんさんの設定で2018年12月20日、元本30万円で運用開始。
設定を表にまとめます。
現在のレート(ブログを書いている11/5現在)は
82.80円付近なので、2018/12/20の運用開始時の設定の範囲内にいます。
2018/12/20運用開始時 | 2019/06/03追加 | トッピングリピート | |
トラップ幅 | 79円~87円 | 77円~78.5円 | |
注文金額 | 0.1万円 | 0.1万円 | 0.1万円 |
ポジション | 買い | 買い | 買い |
注文本数 | 16本 | 4本 | 10本 |
利益 | 500円/回 | 500円/回 | 500円/回 |
決済トレール | 無し | 無し | 無し |
運用開始後は、あっきんさんのトッピングリピートという手法で
- 1ヶ月後に2万円を追加入金してトラップを1本追加
- 利益が2万円たまるごとにトラップを1本追加
をしています。
トッピングリピートの他に相場に合わせて2回、設定の追加・削除をしています。
- 2019年1月3日に追加→2月3日に削除
- 2019年6月3日に追加
この設定の追加・削除については、あっきんさんの記事を参考にしてください。
【設定2】AUD/JPY
鈴さんの設定で2018年12月24日、【設定3】NZD/USDとの合計元本30万円で運用開始。
設定を表にまとめます。
現在のレート(ブログを書いている11/5現在)は75.20円付近なので、
運用開始時の設定と2019/01/07に追加したトラリピのちょうど間にいます。
8月は70円台だったので、だいぶ回復して来ました。
2018/12/24運用開始時 | 2019/01/07追加 | |||
買い注文 | 売り注文 | 買い注文 | 売り注文 | |
トラップ幅 | 75.40円~85.00円 | 85.40円~95.00円 | 70.20円~75.00円 | 95.40円~100.20円 |
注文金額 | 0.1万円 | 0.1万円 | 0.1万円 | 0.1万円 |
注文本数 | 25本 | 25本 | 13本 | 13本 |
利益 | 800円/回 | 600円/回 | 800円/回 | 600円/回 |
決済トレール | 有り | 有り | 有り | 有り |
元本は【設定3】通貨ペアNZD/USDと併せて30万円。
鈴さんの設定は、トラリピのハーフ&ハーフの特徴を利用して
同一通貨ペアで「売り」「買い」ともに設定をする両建てです。
鈴さんも、相場が下振れした2019年1月7日に設定を追加し、その後変更ありません。
【設定3】NZD/USD
鈴さんの設定で2018年12月24日、【設定2】AUD/JPYとの合計元本30万円で運用開始。
- 2018年12月24日の運用開始時点で、0.6440ドル~0.7000ドルに買いトラリピ。
- 2019年4月4日から、下記表の右列のトッピングリピートを追加しています。
現在のレート(ブログを書いている11/5現在)は0.6410ドル付近で
最初に設定した①のトラリピの想定レンジからは少し外れていますが
9月末の時点より回復し、含み損も減ってきました。
想定レンジから外れた部分にトッピングリピートでトラップを追加することで
相場に対応している状態です。
最初の設定からは外れていますが、こちらもロスカットさせない方針でまだしばらくは
トッピングリピートでトラップを1本ずつ追加しながら反転を待つ作戦です。
表にまとめます。
2018/12/24運用開始 | トッピングリピート | ||
買い注文 | 売り注文 | 買い注文 | |
トラップ幅 | 0.6440ドル~0.70000ドル | 0.7040ドル~0.7600ドル | |
注文金額 | 0.1万円 | 0.1万円 | 0.1万円 |
注文本数 | 15本 | 15本 | 7本 |
利益 | 4ドル/回 | 4ドル/回 | 5.50ドル/回 |
決済トレール | 有り | 有り | 無し |
元本は【設定2】通貨ペアAUD/JPYと併せて30万円。
【設定2】AUD/JPYと同様、トラリピのハーフ&ハーフの特徴を利用して
同一通貨ペアで「売り」「買い」ともに設定をする両建てです。
NZD/USDは、相場の変動による鈴さんの設定の追加等の変更はありません。
ただ、この鈴さんの設定にプラスして2019年4月4日から
あっきんさんのトッピングリピートという手法(鈴さんでいう「挟み込み」)で
- 1ヶ月後に2万円を追加入金してトラップを1本追加
- 利益が2万円たまるごとにトラップを1本追加
をしています。
これまでの運用実績
これまでの運用実績は、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
運用方針に変更は無し
トラリピの運用を開始して10ヶ月経ちました。
10月は決済が多く、随分と保有ポジションも減りました。
元本回復が見えてきたので楽しみなのと同時に、
トッピングリピートの威力を実感し始めました。
長期運用でロスカットさせない。と決めて運用を始めたので方針に変更はありません。
トラリピで利益を得るための仕組みを理解して
長期的にゆっくりと利益を得るスタイルでの運用なので、相場の反転を待って
含み損が利益に変わり、少しずつ利益を積み重ねていく方針です。
トラリピはFX初心者向きではない(所感)
当初から記事に書いているけれど、トラリピはFX初心者向きではないですよ。
誰かの設定を真似て運用自体は開始出来るけど、仕組みを理解した上でも
長い間含み損を抱えるのは、割と精神的には辛いです。
これまで説明してきた【設定1】~【設定3】の3通貨ペアのうち、
どれか1つを元本30万円で始めてみるなどが良いかもしれません。
多くの人が毎月運用報告をしているので、それを参考にして
人が含み損を抱えているタイミングは、運用開始するチャンスでもありますよ。
そしてトラリピの運用にはマネースクエアの口座開設(無料)が必要ですので、
いつでも運用開始出来るように準備をして待ちましょう。
口座開設の方法が不安な方は、下記の記事で丁寧に説明をしていますのでご覧ください♪

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