前回の2020年2月のトラリピ運用実績の際、コロナショックの影響で
含み損が増えていた訳ですが、それはコロナショックの始まりでしかなかったようです。
3月は、更にガッツリと過去最大の含み損に膨れ上がっています。
ロスカットしないよう100万円の追加資金は入金したまま、相場の回復を待つ長期戦ですが
2020年3月の運用実績を報告します。
- コロナショック!でトラリピ運用はどうなった?か気になる方
- 他人の含み損は始め時!トラリピを始めるタイミングを探している方
- 暴落相場の生き残り方を知りたい方
運用15ヶ月(1年3ヶ月)の実績
運用資金60万円、3通貨ペアで始めたトラリピの15ヶ月経過後の実績、
2019年12月にNZD/USDは運用を停止した為、現在は2通貨ペアでの運用です。
集計は末日を含む週の週末に行います。今回の締日は4月4日(土)です。
通貨ペアごとの一覧
私が運用中のトラリピ、これまでの実績一覧です。
グラフで確認
CAD/JPYのグリーンの棒グラフがグーーンと伸びています。
この1ヶ月で決済回数72回、確定利益37,184円で、運用開始以来最大の利益でした。
ただ四角く囲んだとおり、含み損益はCAD/JPYとAUD/JPY合計で-400,000円超。
時価残高は600,000円付近と元本合計860,000円に比べると-240,000円。
これまで積み上げてきた確定利益160,000円を考慮しても大きく元本割れしています。
【図表の見方】
- 棒グラフ・・・各通貨ペアごとの確定利益(スワップ含む)です。金額は左側の縦軸・確定利益を参照。
- 水色の塗りつぶし・・・投資元本です。60万円で運用開始。2019年1月~3月までは1ヶ月2万円→4月以降は1ヶ月4万円ずつ資金を追加しているため、ゆるやかに右肩上がりです。金額は右側の縦軸・口座残高を参照。
- 青の実線・・・投資元本から保有ポジションの評価損益を反映した時価残高です。今、保有中のポジションを全て決済しトラリピの運用を停止した場合に戻ってくる金額です。金額は右側の縦軸・口座残高を参照。
- 赤の実線・・・保有ポジションの評価損益の合計です。金額は右側の縦軸・口座残高を参照。
青の実線が、水色の塗りつぶしを超えていれば口座残高がプラス(元本超え)。
青の実線が、水色の塗りつぶしにかかっていれば、口座残高はマイナス(元本割れ)。
ということになります。
トラリピを始めとした、リピート系の自動売買は
- まずポジションを取って含み損を抱える
- 相場が反転して決済する(利益を確定する)
- 1→2を繰り返す
という動きをする為、まずはポジションを沢山とり
抱えたポジションの決済を繰り返して口座残高を増やしていく仕組みです。
含み損は未来の利益へ変わる、黄金の卵です!
運用中のトラリピ設定
それぞれ運用資金30万円でトラリピの設定を公開して始めた企画に参加しました。
それぞれトラリピの設定と、現在の状況を確認します。
【設定1】CAD/JPY
あっきんさんの設定で2018年12月20日、元本30万円で運用開始。
2020年1月20日に下記の新しい設定で仕切り直しました。
毎月追加していたトッピングリピートは新しい設定にしてから追加していません。
基本トラリピ | トッピングリピート | |
トラップ幅 | 74.96円~85.87円 | 82円~85.87円 |
注文金額 | 0.1万円 | 0.1万円 |
ポジション | 買い | 買い |
注文本数 | 33本 | 6本 |
利益 | 500円 | 500円 |
決済トレール | 無し | 無し |
チャートで確認
CAD/JPYは4月4日(土)の締日後に、76.250円あたりで取引を終えています。
基本トラリピの設定が74.96円~85.87円なので、設定の範囲内にいます。
(ピンクの色掛けがトラリピ設定の範囲です。)

注目すべきは黄色いラインで囲んだ部分、3月9日~3月20日あたりは
設定の範囲から一時的に外れて、その後範囲内に戻ってきた状態です。
【設定2】AUD/JPY
鈴さんの設定で2018年12月24日、【設定3】NZD/USDとの合計元本30万円で運用開始。
設定を表にまとめます。
2018/12/24運用開始時 | 2019/01/07追加 | |||
買い注文 | 売り注文 | 買い注文 | 売り注文 | |
トラップ幅 | 75.40円~85.00円 | 85.40円~95.00円 | 70.20円~75.00円 | 95.40円~100.20円 |
注文金額 | 0.1万円 | 0.1万円 | 0.1万円 | 0.1万円 |
注文本数 | 25本 | 25本 | 13本 | 13本 |
利益 | 800円/回 | 600円/回 | 800円/回 | 600円/回 |
決済トレール | 有り | 有り | 有り | 有り |
元本は30万円。
鈴さんの設定は、トラリピのハーフ&ハーフの特徴を利用して
同一通貨ペアで「売り」「買い」ともに設定をする両建てです。
相場が下振れした2019年1月7日に設定を追加し、その後変更ありません。
鈴さんは2019年12月でこちらの運用を終了しています
チャートで確認
2020年2月末の段階では、設定範囲の下限ギリギリにいたAUD/JPYですが
3月に入って、あっという間に完全に設定範囲=想定していたレンジから外れました。
黄色い囲み部分を大きく見てみます。
3月9日に設定範囲下限の70.20円を割り、考える余裕もないほどのスピードで下落。
一瞬60円も割ってしまうという、短い期間で10円も円高が進みました。
CAD/JPYと違って、設定範囲に戻らず範囲外に定着しています。
設定範囲を大きく外れた。ということは、追加入金をせず予定していた元本のままでは
ロスカットになる可能性が高かったということです。
危ない危ない・・。余裕資金は心の余裕!
検討ポイント
設定範囲をはずれたところで定着している為、この範囲外で上下しても
含み損は増減しても利益が積みあがることはありません。
55円~70円の範囲に新たにトラップをかけるのも1つの手であり検討しています。
が、更に下落を続けると含み損が更に大きな雪だるまになり、
必要資金も増大する為足踏み中です。
トラップを追加するとしたら、再度60円を切る位のタイミングになってからですね。
ペソが最安値🤩
豪ドルも1瞬60円切ったのね😅
豪ドル70円の想定レンジ外れてから、下落スピードが速すぎて放置してたけど、
●55円〜70円に新たにトラップかける
●1日1円スワップで見守るで迷い中。
まだ損切りは考えてないです🐯
吉とでるか凶とでるか、、🤑 pic.twitter.com/T16LRPAyUD— メダカ@ミドルエイジの資産運用 (@MemoMedaka) March 19, 2020
トラリピ運用始めるなら今!ベストかは分からない。でも間違いなくベターなタイミング!!
人の不幸は蜜の味・・ではないですが、
人の含み損は運用を始めるタイミングを計るにはとても参考になる指標です。
CAD/JPYは想定していた範囲の下限、AUD/JPYは想定していた範囲を大きく外れました。
もちろん、これ以上円高方面に進む可能性もありますが
含み損を抱えるリスクはかなり減少しているはずです!
どんな商品でも底で買う、底で始めるのは難しく、後から結果として
「底だった」「まだ早かった」と確認することしかできません。
今がベスト!ではないかもしれないけれど、ベターであることは間違いないです。
私はこの下落タイミングで、ずっとタイミングを待っていた米国株投資を始めました。
ピンチをチャンスに変えましょう!
これまでの運用実績
これまでの運用実績は、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
トラリピの運用開始して15ヶ月、想像もしていなかった新型コロナウィルスによって
大荒れ相場となりました。
トラリピに関しては、今はロスカットしないことが最優先で見守りながら、
相場の回復を待ちます。
この暴落相場になって「リピート系はダメだ。」という声を多く目にしました。
トラリピはスワップが少なかったり、スプレッドも大きかったりのデメリットはありますが
買いと売りの設定を逆で運用していたら、今抱えている含み損は確定利益でウハウハ♪
なはず。要は、設定や相場の読み違いです。
トラリピは自動で設定したとおりに売り買いをしてくれるだけで、
必ず利益を積み上げてくれるわけではありません。
一貫して「トラリピは初心者向けではない。」と言い続けている私ですが、
改めてそう思います。
- 仕組みを理解する
- 余裕資金で運用する⇒追加入金でロスカット防止、買い増し可能
- 自分が理解して、最大損失も想定できるもの=自己責任!
トラリピの運用を始めるなら、必ずリスクも理解してから始めましょう♪
トラリピを始める為の口座開設はマネースクエアの公式HPからどうぞ!
口座開設の手順が不安な方は下記で開設してます♪
